みーすけ

ドミノのみーすけのレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
3.4
娘を誘拐され、事件が未解決のまま現場復帰した刑事ダニー。
担当した銀行強盗事件、謎の容疑者から奪った貸金庫の中に娘の写真が入っていた…何故!?

ロバート・ロドリゲス監督のなんか不思議なSFサスペンス。
いつものロドリゲス臭が非常に希薄。代わりに設定や世界観に漂うノーラン臭。
つまらなくは無い。しかし面白いか?と聞かれると…うーむ。
良いアイデアを生かし切れてない的な。いや、予算があまり無くて ならば…と力業で来たか?
シリアス路線の重さが過ぎて いつもの(わたしの好きな)ロドリゲス映画のように弾けない。
後半に老夫婦が猟銃ぶっ放す的場面がもっとあれば楽しいのに…って映画が変わっちゃうか。
ベン・アフレックは虚無の瞳に口半開きで頑張ってた。
映画の弾けなさにベンアフの責任は無い。彼は意外と根暗な主人公が合うのよ。今回はロドリゲスの世界観との取り合わせがイマイチだったか。
ウィリアム・フィクナーが美味しいところ全部持っていってしまうのでそこ注目。
フィクナー版ターミネーターみたいな展開にしたらもっと盛り上がったかも。
ベンアフはさぁ、『コンサルタント』の続編をずーっと待ってるのでよろしくね!
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