むむむ、これは、原題Hypnoticを活かした邦題にすべきだったのでは？と感じてしまう。私が「ドミノ」と見た時、キーラ・ナイトレイが主演した「ドミノ」と同じじゃん、と感じてしまったし、あちらはドミノが主役だから「ドミノ」なのは分かるけど、この映画は別に「ドミノ計画」や娘がドミノという名前を与えられていた、程度の話であって、主役はあくまでベン・アフレックだから。
それに、単純に「ドミノ」ってキャッチーじゃないですよね。つまらないタイトル。
なので、やはりHypnoticを「ヒプノティック」にするか、字幕でhypnoticを「脳のハッキング」と訳していたので、「ブレイン・ハック」ぐらいにしておいたほうがこの映画の内容にそぐうと思いました。
ネタバレになる、という意見もあるでしょうけど、作品が始まってほぼすぐに催眠的なシーンが始まるので、特に問題はないと思います。
とりあえず、まあまあの作品でした。
なぜなら、こういった何かによる錯覚に翻弄される主人公、みたいな話は「マトリックス」によく似ていて特に目新しくないですし、続きがあるような終わりでしたが、あれも想定内で、最近の映画によくある手法です。
ここまで映画作品も飽和状態だと、新しいものを作るのは難しいのかもしれませんね。なかなか「おお！」と思うような作品には出会えない。
この作品は少し期待したのですが、その分、少し残念でした。
