ロバート・ロドリゲス監督による催眠術をモチーフにした高級ジャンル映画です。
予告編を観た時は「おいおい、『インセプション』かよ。ロバート・ロドリゲスも普通の映画を撮るようになったのか」と思ってました。ところが、観てみたら、ちゃんとロバート・ロドリゲス監督作品でした。
ロバート・ロドリゲスは盟友クエンティン・タランティーノと共に現代のジャンル映画を得意としています。50年代とかのB級作品を現代に甦らせたような作風。今回の催眠術を武器とするサスペンスも50年代の白黒SF映画でありそうな設定。それをたっぷりとお金をかけて作るんだから贅沢です。高級ジャンル映画。
ジャンル映画なのでテーマは特になし。ストーリーは何をいってもネタバレになりそう。すごく作り込まれた話でとても楽しめました。なんといってもダラダラ長くないのがいい。
キャラクター造形に関してはストーリー的にあまり作り込めないのは仕方がないところ。