Twitterの下馬評でクソつまんないって言われてたので期待を下げて見に行ったら案外面白い。午後ローとか今は亡きGYAO!とかでやってそうな度合いの作品。まあスゴい見た事ある話の構造だけどロバート・ロドリゲス版トータル・リコールって感じで良かった。
娘を誘拐された過去を持つ刑事が特殊能力を持った男と出会い、大いなる計画に巻き込まれる話。原題と邦題違うけど、ドミノの方が分かりやすくていい。
前半は話の都合が良すぎてウーーンってなってたが、中盤でその違和感の正体が明かされてからは割と楽しんで見られる。秘密機関の描写とか、アハ体験的な感じで現実と虚構の比較のシーンは結構好きな質感で良かった。
予告編でもあった地面や建物が歪んだりする感じはどうもインセプションがチラついてチープに見えてしまう。ジェネリックインセプションは何個かあるけど一昨年やってたレミニセンスみたいな惜しさがある。
そして最後の映像、あれは完全に蛇足だろ笑 入れ子構造なんて何重もやってたら意味分かんなくなるしクライマックスの感動薄れるから。
この絶妙な具合のツボの突き方がいかにもロバート・ロドリゲスっぽくてそこは満足。
