派手なアクションから始まり
クライムアクション映画が始まったと思いきや実は・・・
というお話
以下相当ネタバレ↓
イマジネーションを相手に送り込み
脳内幻影を見せる能力を持つ集団のいる組織が舞台
原題 Hypnotic＝催眠
らしいのだが、催眠術なのこれ？
時々テレビで見かける催眠エンターテイナーの
十文字幻斎さんによると
催眠術はまず、予備催眠を30分～1時間くらいかけて
それから本催眠をかけないと効果が出にくいし、
それでも掛からない人も居るくらいで
更に、催眠術は元々本人にある記憶の中のものを
ある程度変化させる事はできるけど
本人が持ってない記憶や知識を
新たに付与する事はできないという事なのだが
この映画の催眠術って、もはや魔法や幻影術？
何のことはない、こいつらただのX-MENです(笑)
ちゅうか、こういうのは下手すると何でもありになっちゃう
主人公の能力がどれくらい強いのかが不明瞭なのも、もやもやする
途中で主人公がボス敵よりも凄い能力を発揮してるし
主人公は事情により記憶をリセットしてるのですが
それでこの強さなら、元はさらに強いという事だし
組織の中で一番強いなら娘を隠して記憶を消す必要もないのに
～と矛盾も生まれてくる
あと、見終わって思うと、そもそも組織が主人公にした、
この変なシナリオシミュレーション何？(笑)
うる星やつらのビューティフルドリーマーみたいに簡易セットまでこさえてるけど(笑)
あれだけの幻覚を見せれるのに、頭の中で全部行えないものなのかしら？
映画的に分かり易くなんだろうけど
現実のセットが滑稽なんだよね
っていうか、あのシミュレーションは企画からおかしい！(笑)
あんなアクション巨編にせんでも、やり方はあるでしょ！(笑)
それにあの登場人物たちは組織内の人だよね？、
あの組織内でオーディションでもしたのかしら(笑)
だとしたら、催眠術師たちは助演からエキストラまで
みんな演技うめぇなあ(笑)(催眠術で上手くなった？)
脚本は誰が書いたんだろう？ノリノリだねえ(笑)！！
主人公が見てない所でもみんな演技してるし
それに一度失敗したからってあんな同じシナリオの
アクション巨編をもう一回やるの(笑)？
別のシナリオの方が良くない？(笑)
ヒューマンドラマとかの方が主人公を落とせそうな気がしますが(笑)
・・・という感じで「何でもアリならあれをやればいいのに」という想いが、見た人の数だけ湧き上がってしまう
夢オチに近い何かがあります
何か「レディ・プレイヤー1」とか「エンジェル ウォーズ」とかのガッカリ感に近い
この作品が「現実かと思いきや、実は頭の中の話」という
どんでん返しがウリなのは分かりますが
奇をてらってビューティフルドリーマーにしたのは、失敗とまでは言わないけど
こんなフニャフニャな展開なら現実設定の普通のアクションだった方がまだ骨太になって面白かったかもです
それに催眠の要素を足すくらいで充分面白そう
そして何やかんやでエンドロール。
で、あのエンドロールのオチなんですけど
主人公の娘さんはあれだけの能力があるのに
主人公と比べてもそんなに強い能力も無さそうな
ラス敵のデルレインのあの最後のカラクリは見破れないもんなのか？
