クリーム

ドミノのクリームのレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
3.8
意外と複雑だけど、難しくないのでサクッと観れて面白かったです。展開が上手く転がって行き、一皮ずつ剥けて、核心までたどり着く。えっ?あれ?の連続で、楽しかった。スピード感も良かったと思います。ロバート·ロドリゲス監督っぽくはないけど、設定も面白いし、私は好きでした。

公園で目を離した隙に娘が誘拐された刑事のロークは、カウンセリングを受け、現場復帰します。そして、銀行強盗を予告するタレコミがあり、現場に向かったロークは、そこに現れた男が娘の行方の鍵を握っていると確信し、男を追い詰めますが、男はいとも簡単に人々を操る事が出来、取り逃がしてしまった。



ネタバレ ↓



通報者で占い師の女ダイアナによると、男の名はデルレーンで催眠術の使い手だった。彼の手下に殺されそうになったダイアナを警察署に連れ帰る。しかし、催眠をかけられた同僚ニックに襲われ、ダイアナがニックを射殺し、2人は逃げます。デルレーンに襲われるが、ロークが尋常でない強さの能力を発揮して難を逃れた。
ダイアナは自分の元同僚の隠れ家に逃げ込み、彼の調査で、ロークの現在の記憶は偽物で、彼自身も元職員、ダイアナは元妻ヴィヴィアン、2人の娘の才能はもっと凄く、娘は狙われた。組織から隠す為、自身とダイアナの記憶をローク自身が消していたと解ります。
また、銀行強盗と逃走は全て組織の催眠によるもので、ダイアナも服め、全ての登場人物がロークを騙し、娘の居場所を抜き取ろうとしていた。
14回目の催眠でロークは記憶を取り戻し、催眠から脱走し娘に会いに行く。
ロークと娘は田舎のロークの里親の家でデルレーン一味と対峙する。ダイアナは娘に触れる事で記憶を取り戻した。
娘の強烈な催眠能力でデルレーンの部隊は自滅。ロークと家族は安全に暮らせる場所に高跳び。ロークの父だけは死体処理の為、残ったが、これは彼になり済ましたデルレーン。撃たれて死んだのはロークの父だった。
デルレーンは復讐を誓う。

最後の最後まで裏切られ、楽しかったです。最初の女性が服をどんどん脱ぎながら歩くシーンやデルレーンがビルから落ちて居なくなったりは、全て催眠術だったと言うオチ。一瞬で、誰かれ構わず操る事が出来る犯人なんて、無敵過ぎる!どうするんだろうと思ってたら、こっちはもっと強かった。現実と催眠術の世界がどっちなのか?これは幻影なのか?現実なのか?ずっとワクワクして楽しかった。結構、良かったけどなぁ。評価が上がらないのは、ロドリゲス監督への期待と主役のせいかな?ウィリアム·フィクナーの存在感の方が良かった。

*美亜ちゃん、ありがとう♡
クリーム

クリーム