鳩摩羅什

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼の鳩摩羅什のレビュー・感想・評価

3.5
2007年公開の本作。1986年公開『スタンド・バイ・ミー』の脚本を書いたのブルース・A・エバンスとレイノルド・ギデオンのコンビが再び脚本を書いている。さらに、ブルース・A・エバンスが監督を務めた。
主演はケビン・コスナーは1955年生まれだから本作公開時で52歳。久しぶりに彼を見たが相変わらずかっこいい。助演のデミ・ムーアは1962年生まれだから45歳。顔が小さくてスタイルがいい。この2人の共演だけで十分見ごたえがあるが、ストーリーがいいし、オチもいい。
殺人鬼のストーリーにも関わらず痛快さを感じるのは、主人公の明晰な頭脳で思うように物事を運ぶからだ。想定外の事態にも対処して、世界を計算通りに運べたら気持ちがいいだろうなと思う。その思いが痛快さにつながるのだが、悪夢からは逃れることができない。いくら他人をあざむこうとも、自分の業からは逃れることができないのだ。
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