…アメリカ国内の性的人身取引の被害者は、年間5万人。
高飛び込みの選手だったグレースは、怪我を機に薬物依存となってしまいリハビリ施設に入っていた。退所し人生をやり直そうとした矢先、元彼リッチーに呼び出されモーテルに監禁されてしまう。母のジェイニーは不安で仕方ないが、再婚相手バートは依存症再発を疑って警察に通報するのに及び腰だ。やむなくジェイニーは、1人で捜索を開始するのだが…
「ガール・イン・ザ・ルーム13」
元彼に囚われ、人身売買組織に売られそうになる少女。そして彼女を懸命に探す母親…ハードなストーリーなんだけど、これ単発TVドラマ。アン・ヘッシュの遺作としては見る意味はあるけど、向こうの「2時間ドラマ」みたいなもので期待は禁物です。スーパーで逃げ出すチャンスはいくらもあるだろうに、と思う人もいるかも知れないけど、じゃあDVの被害者が皆逃げ出せてるかって話だよね。優しかった元彼の突然の豹変、いきなり監禁レイプされたら、ショックが強くて逃げる勇気が湧く方がリアルじゃないでしょう。10日かけて精神を壊して完全服従させる手口に戦慄です。
それにしても、6日目の脱出で助かったと思った後の衝撃がなかなか。
