のこ

窓ぎわのトットちゃんののこのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.0
トットちゃんの成長物語~
ラストまで楽しく鑑賞

とても裕福な家庭にお育ちになったトットちゃん!
自由奔放~天真爛漫な好奇心旺盛の可愛いトットちゃん!

普通なら4~5歳の幼稚園から集団生活に慣れて行くのに
小学校から授業が受け入れられず
机の蓋をドタンバタンと何回も開けたり締めたり
先生の話が聞けない、同級生に迷惑かけてるのも分からず!
窓の外から見えたチンドン屋に声をかけて呼び寄せて
授業はめちゃくちゃに~w

個性豊かなトットちゃん
公立の小学校が合わなかったのでしょう~w
今の時代~子供にあった小学校選び!
ご両親もその選択に迷われたと思いますが

「育てたように子は育つ」相田みつをの有名な言葉ですが
ご両親はトットちゃんとの毎日の生活を楽しみ、愛をいっぱい受けてるトットちゃん❤
公立よりも~教育方針の合うトモエ学園とご縁があって
本当に良かったですね~😊
校長先生と4時間お話して 自分を受け入れてくれた
その喜び! 校長先生のあたたかい心~

校長先生が~トットちゃんはいい子だね~~😊
(褒めて育つ! 子供も~大人も~
主人もそうですがw 
褒められると嬉しくなって来ますものね~)

トモエ学園に通うようになって
いろいろ体験しながら みんなでいる楽しさを感じながら
トットちゃんにとって~
小児麻痺のやすあき君との出会いが~
トットちゃん流の友情で二人は学校生活をより楽しくなって行きました😊
足が悪くて本読んだりするだけでの消極的な彼を 木に登らせて上からの眺めを見せたり 運動会で二人三脚を一緒にがんばったり~👏
裸でプールに入ること 恥ずかしくないからって~
やすあき君も水の中だと~体が軽くなって歩くのも楽になる発見をして大喜び!
一人じゃないのよ~って 勇気与えて~
自分も楽しくなる!!
トットちゃんの心の成長が凄く心に響いて来ます😊

でもまだまだ~縁日でヒヨコが欲しいと泣き叫んで
だだをこねるトットちゃん!
生き物は死があるから躊躇していたご両親もひとり娘のわがままも許してしまう やっぱり甘々~w
案の定~ ヒヨコの死で 泣きながらのトットちゃん!
(私の小学校の時 同級生がヒヨコを上手に飼って
大きなにわとりになって喜んでいたのに~
学校から帰るとニワトリは~ お母さまが鳥屋でお肉に
朝からずっと泣いていたお友達に 何てなぐさめて良いか
分かりませんでしたね~)

人はいろんな経験をして大きくなって行く~!
個人では分からない世界情勢~
戦争へと向かう日本~
トットちゃん家族は 青森に疎開へ
電車の中 まだ赤ちゃんの弟が泣き出して~
トットちゃんは抱っこしながら 
窓から見えたチンドン屋に目が~
公立小学校でのあの頃を思い出し~
自分が大きくなったことを 喜びながら~
赤ちゃんも安堵の顔で すやすやと~

トットちゃんはとっても頭の良い子
ただ~赤ちゃん~幼児 幼稚園~小学校に上がるまで
同じ年くらいの子供と接触なかったのかしら~
あまり子供たちと遊んでなかったように思われましたね!

お父様がバイオリンのコンサートマスター
恐いドイツ指揮者ともトットちゃんは平気で話す
可愛がってもらっていたようで~
大人とのコミュニュケーションは上手かったと思います。

映画観る側としては
とてもユニークなトットちゃん~
困ったトットちゃんがいつ変わって行くか~とても興味があり
(困ったちゃんではなく~ただ経験不足だったトットちゃんw)
弟も出来て
心に余裕あるしっかりしたお姉ちゃんトットちゃんに
人は、いつ心の転換期が来るのでしょうか〜
自分よりもわがままな同級生を見て反省したり(夫)
私は小学校高学年で映画ジェーン・エアを観て、自分は何て幸せなんだろうと
子供ながらに思ったり!
年重ねても、自分のことばかり、何でも人のせいにする人もいますが(笑)

トットちゃんの成長〜
かなり豊かな家庭のお嬢ちゃま〜
一般家庭とは比較になりませんが、
その純粋な心はどなたでも心に響くと思います。
たのしい114分でした☺
のこ

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