ベンジャミンサムナー

窓ぎわのトットちゃんのベンジャミンサムナーのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.0
 そんなに期待してなかったけど、ほとんど『この世界の片隅に』じゃん!

 子供向けアニメかと思ってたけど、戦争になって駅員が女性に変わってたり要所での小林校長の心情等を言外でさり気なく描写していて、抑制の効いた大人な語り口の作品である。

 トットちゃんの空想や夢のシーンでの質感の違うアニメーションも素晴らしい。

 縁日で買ったヒヨコが死んだ時の動揺を呼吸だけで表現する大野りりあなちゃんの演技がスゴかった。

 もっと注目されても良いと思う。