ルート2116

窓ぎわのトットちゃんのルート2116のレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.4
原作もなにも知らない状態で鑑賞

黒柳徹子さんが当時としては一風変わった学校「トモエ学園」に通っていた頃のお話。
天真爛漫トットちゃんが見れるかと思いきや、それだけでなく重いメッセージが詰められていました。
トットちゃんの幸せな毎日が戦争によって徐々に奪われていき、トモエ学園の最期と校長先生が光る眼で「次はどんな学校を作ろうか」で鳥肌。
戦争の直接的な描写はほとんどないのに、トットちゃん目線での戦争の怖さが表現されていてよかった。

絵もかなり細かく描かれていたり、画風の違う絵が挟まっていたりと凝っていた。特に説明しすぎない感じだったり、子供のワクワク感溢れる夢の中的な描写は本当に良かった。
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