べりべりべりー

窓ぎわのトットちゃんのべりべりべりーのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
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生活は質素になり、健康な男は街から消え、学校や街に戦争を鼓舞するポスターや絵が貼られ、天真爛漫な子供が健やかに生きていた社会にじわじわと確実に侵食してくる戦争の波が恐ろしかった。とっとちゃんの見る夢の映像表現力やどこかジブリっぽさも感じる児童書のような愛らしい画とのギャップがまた凄惨さを際立たせている。トモエ学園の卒業生がエンドクレジットにいたのがよかった。