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窓ぎわのトットちゃんのnumahdのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.5
かなり喰らう作品だった。
次第に近づく戦争。そして当たり前の生活が全て破壊される。
「昔はこうだったんだねー、かわいそう」と見るのでは無く、現代でも戦争が起きればほぼ同じ状況になるのだと思わなければいけない。
作品となった時点でフィクションではあるのだけれど、テレビでお馴染みの、あの明るく楽しい黒柳徹子さんによる自伝的物語であると考えると、自分と作品との距離感や受け取り方が変わってくると思う。
どうしても戦争がしたい政党や、戦争に近づくための改憲の動きが渦巻くなか、戦争とは如何なるものなのかを考えるに当たり、押さえておきたい作品のひとつだと思う。
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