かに

窓ぎわのトットちゃんのかにのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.5
戦争による生活の変化の描き方が上手且つ本当にショッキングで、戦争の影が少しずつ日常に忍び寄ってきて気づけば日常が全てなくなってしまっているあの恐ろしさはやっぱり経験した人の目を通したからこそ描けたのかもしれない。
トモエ学園の小林先生、すごく聡明であたたかく優しい人だったけれど尋常ではない強靭さが垣間見えて、良い意味の怖さを感じる人だった。そのくらいじゃないとこの時代にこんなに先進的なことは出来ないよなあと納得もしてしまう。炎の宿る先生の瞳が忘れられない。

後半は本当にずっっっと泣いてた。何が良いとか具体的に言うのも野暮だなというくらい良い映画だった。良いよ!って教えてくれたインターネットのみんなありがとう…🐼
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