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窓ぎわのトットちゃんのtakehiのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.4
高畑勲監督の作品のような傑作と評判を聞いて慌てて観戦!
たしかに今までに私が観たこと無いぐらい見事なシーンがありました。
本作は映像化にあたっては原作者黒柳徹子さんを感動させる、納得させるため本気以上の作品作りがあったと思われます。そんな工夫、絵作りが観客にも伝わってるのではないでしょうか、、特に子供達の嬉しいという感情が伝わってきて感動するシーンがある事が本当に良かったです!
全アニメファン映画ファン必見と思わず言いたくなる応援したくなる超力作です、騙されたと思ってぜひ!!


。。以下ネタバレあります。。

・トットちゃんが散々お話をして、校長先生に君は本当にいい子だって頭撫でられるところで、すでに涙が溢れそうになり、この作品は只事ではではないぞと感動してました。
・トットちゃんが学園への初登校で一人机に座り、嬉しくて妄想して教室(汽車の車両なんですな)が走り出し動物達との夢シークエンスの出来の良さ、そして極め付けは小児性マヒで手足の不自由な男の子がトットちゃんに半ば強引に学校のプール遊びに誘われて、水の中で遊ぶ楽しさを手書きの絵本感溢れるアニメーションで描ききり衝撃受け、開放された彼の喜びが見事に伝わり、とうとう涙!凄い、凄すぎる!!
こういう言い方はどうかとは思いますが高畑勲監督が「かぐや姫」でやりたかった表現を感じれました!!(あと同監督と同じようなリアリズムの追求も素晴らしいです)
他にも印象に残る名シーンが沢山です。

片渕監督超傑作アニメ「この世界の片隅に」に肉薄する作品でした、比べて完成度が少し下がるのはトットちゃんの暴走?シーンが昭和(自由、危険)過ぎて、今となっては素直に見れない自分に戸惑いや違和感を感じてしまったからです。。
※yahoo映画同時投稿
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