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窓ぎわのトットちゃんのjeffk4planのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
5.0
・子供が見ても、大人が見ても多くのメッセージを受け取ることができる

 こんな素晴らしい学校が実在したことが驚き。
大人が見れば校長の聡明さや、黒柳さんの世界観から多くのメッセージを受け取ることができますし、子供が見ても、その無尽蔵あふれるエネルギーの暴発はシンパシーを感じることができると思います。
校長先生を見ていると、上に立つ人間に求められるスキルが何たるかをとても思い知らされます。
 回想のシーンもとても特徴的でかつ、トットちゃんワールドが素晴らしく表現されており、印象に残るシーンでした。
 言語を超える普遍的な素晴らしさを伝えるべく、是非世界で上映してほしいのですが、原作を忠実に再現したために、"それ"に厳しいヨーロッパ圏では無理なのだろうなと逡巡していました。


・愛と哀の目まぐるしき交錯
 起承転結はさることながら、その合間にも温かい見ていて楽しくなるシーンと、見ていて悲しくなるようなシーンがめまぐるしく交差します。
 このアッパーとダウナーを繰り返すのはなかなか堪えますが、これも、黒柳さんが幼いときに感じていた、周りとの違いや衝突を表現しているのだと思います。
宛らサウナ。
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