群青

怪獣総進撃の群青のレビュー・感想・評価

怪獣総進撃(1968年製作の映画)
2.6
怪獣たちは怪獣ランドにひとまとめにされ過ごしていた。ある時、島にガスが充満し怪獣たちは世界中に散らばる!

ゴジラシリーズ9作目。タイトルの出方が今までより凝っている。入りがかっこいいぞ!そしてタイトル通り怪獣がたくさん出ます!

登場怪獣
ゴジラ
モスラ(幼虫)
ラドン
マンダ
ゴロザウルス
アンギラス
クモンガ
ミニラ
バラゴン
バラン
キングギドラ

その数なんと11匹!!!

キングギドラ以外が同じ島に集められ研究が進められている。ジュラシック・ワールドより物騒だ!笑

順に解説します。
ゴジラは着ぐるみがまたまた変更。総進撃ゴジラと呼ばれてます。ここから対ガイガンまで使われます。僕は大戦争ゴジと見分けがつきません笑 特徴は足が太い、まゆの部分も肌と同じくひだがあるとかそれくらいか。わかんねえよ!笑

モスラは今回珍しく操られるので街破壊を行います。まあデビュー作でも街破壊してるわけで珍しくないか笑

加えてラドン、マンダ、ゴロザウルスも破壊するシーンがあります。ゴロザウルスは凱旋門破壊という美味しいシーンを持ってます。

しかし…
実は11匹現れるが扱いの差が激しいんです。


ゴジラ、ラドン、モスラ、マンダ、ゴロザウルスは先に書いた通り街の破壊シーンがあります。
残りはラストバトルに合流するだけです笑 半分はヒドイ扱いです笑
バラゴンに至ってはラストバトルに合流するもののキングギドラと戦っている描写は一つもない!!笑
マジかよ!

しかしなんだかんだマンダは『地底軍艦』から、アンギラスは『逆襲』以来の登場。バラゴンも久しぶりな登場なわけで、やはり11匹の怪獣が出てくるのは感慨深い。今までの作品観て良かったぁ!


しかしこの11匹で一番不遇の扱いの怪獣がおります。
それがバラン!
他のは名前を呼ばれるし、戦わなくても姿はしっかり出てくる。しかしバランは名前も呼ばれず、姿も画面の奥の方にちょこっと姿を現すくらい。もちろんバトルは不参加笑
マジかよ!
極め付けは最後、怪獣が一匹ずつ空撮され鳴き声をかましてくれるのだがバランだけズームにされて飛び立つだけ。鳴き声なし…笑 その唐突なズームに涙(と笑い)を禁じえない…

違う意味で不遇なのがキングギドラ。なにせ10匹(バランとバラゴン抜くから8匹か笑)を相手にしなければならない。みんなから寄ってたかってボコられる姿はさながらウルトラ6兄弟vs怪獣軍団のゴモラ…程ではないがリンチされる。流石にキングギドラに同情するわ…


ストーリーは定番の宇宙人侵略!久保明さんの熱血漢役が気持ちよくていい。オールスターとバラン(バラゴンも)の不遇さを見るならコレだ!笑
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