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怪獣総進撃のmitakosamaのレビュー・感想・評価

怪獣総進撃(1968年製作の映画)
3.0
昭和ゴジラ前期のオーラスにあたる怪獣総進撃。実際にこれでゴジラシリーズの最終作とする予定だったらしいから、お祭り的な怪獣総出演になりましたな。ファイナルウォーズもこれに習ったんだろうね。

冒頭の設定として歴代怪獣は怪獣ランドで保護されてる。核の脅威とかもう関係ない。全て人類の管理下。核兵器も人類はコントロール出来るという驕りが出てきた時代なのかもね。
そんな怪獣もキラアク星人に操られて地球侵略に利用されちゃう。
キラアク星人→忠臣蔵の吉良上野介
吉良ー悪→キラアク。凄いネーミングセンス。
またキラアク星人の全身タイツがダサいんだ(笑)


しかし怪獣が東京で暴れるシーンの素晴らしさ。特にマンダがモノレールに巻きつくシーンは白眉ですな。
そしてムーンライトSY-3の格好良いこと。あの時代では考えられないくらいのオーパーツ的デザインの完成度の高さ。
更には小林有岐子の美しいこと。ウルトラセブンのアンドロイド少女もそうだし感情のない役柄はハマり役。演技も上手いんだよね。

今作のヒットでゴジラ映画が延命することになったし、やはりパワーある映画だと言えますな。
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