谷口悟朗監督のトークイベント付き上映回を鑑賞。
「洋画のような色使いを意識した」「キャラクターデザインや色使いはまずは制作陣に自由にやってもらい、意表を突く面白い案が出てきたら採用している」「意図的に実際の地理の距離感とは異なるようにしている」など製作の裏側をたくさんお話しいただきました。
熱心なファン達の質問も飛び交い、楽しい鑑賞でした。
本編の内容は、序盤の何気ない会話が後半に伏線として回収されたらアツいなと思ったらその通りだったり、キャラクター達に裏表がほぼなかったり（ある1名を除く）、ストレートに面白い作品だと思います。
前日譚のTVシリーズがあるとのことなので視聴してみます。
以下、個人的に好きな作中表現です。
群れの繁栄を目指し、そのために個の意識を否定して時には贄とすらするヴァンパイア達は、ヤクザ達が通信もせずに一つの目標に対して連携が取れることを不思議に思う。
その一方で個に目覚めたジャミが感謝を述べられたり、番号ではなく名前を呼ばれたりする度に感激する様に、個の確立の欲求、承認欲求に飢えた現代人の姿を見た気がしました。
