モントークというニューヨーク州ロングアイランドの海辺の街で暮らすUberドライバーのマディが主人公
彼女は地元に金持ち連中が大勢移住してきたせいで、税金や物価がものすごく上がっていることにイライラMAX
しかし納税していなかったせいで自動車を差し押さえられてしまい、亡き母の遺した生家までも失いそうになる
仕方なく彼女は金持ちのバカ親に頼まれ、自動車をもらうという条件で秘密裏におぼっちゃまのロストバージンを計画するが...ていう話
意外にもジェニファー・ローレンス初のコメディ映画
本人も「コメディをやりたい」とインタビュー動画で話していたので、満を持してという感じ
近年はアメコミ系やホラーばかりが製作されている一方、ラブコメが作られる頻度は急速に落ちているらしい
ハリウッド業界内でもそれが少し危惧されているという状況（ジョージ・クルーニーやキャメロン・ディアス、そしてジェニロー本人もそれを語っている）
確かに『卒業白書』『アメリカン・パイ』路線の童貞とエロい女が出てくるコメディって最近は見ない
この映画の面白さはZ世代を絶妙に皮肉っているところ
高校生たちのパーティーにジェニローが潜入するんだけど、家の二階ではどのカップルたちも揃ってイチャつかずにスマホを見てばかり
「なんで誰もファックしてないの！？」とびびるジェニロー
とにかくみんなスマホが手放せなくて、すぐSNSに投稿したり配信したりする風潮って最近は露骨だよな〜
あとセックスに消極的な草食系が増えてるとか
ジェニローは本作の製作もやってるからか相当気合いが入ってるらしく、フルヌードまでご開帳してる...とはいえエロいシーンではなく人を蹴ったり殴ったりしてるというシーン
肝心の濡れ場では（最近の映画で何故かおきまりになってる）ブラを着けたままのセックスシーンだったので、もしかしてハリウッド映画って何かそういう謎の制約（ベッドシーンでは全裸禁止とか）があるんじゃないだろうかと疑問に思った
