ポリコレもなんのその、子供たちに危うい下ネタをやらせた「グッドボーイズ」の監督作なだけに、今時かなりギリギリなラブコメというよりエロコメ。
しかし、内気な男の子をオトナにするために報酬目当てに、そうとは知らせずに"相手"をさせる、っていう設定は前作以上に倫理的アウト過ぎるかも。
時代が時代ならキャメロン・ディアスがやっていそうな主人公を、オスカー女優のジェニファー・ローレンスが文字通り体当たりで演じている。
彼女が酷い扱いされる「マザー！」の口直しに、明るいジェニファーを観たかったのだけれど、ちょっと度が過ぎたw
この人の女優として最大の才能は"度胸"だと思っているし、オールヌードは初めてでもないから驚きでは無いかもしれないけれど、なかなかハッチャっけてて感心するやら心配になるやら。
「グッドボーイズ」と同様、さすがに大丈夫か？となる直前の一歩手前で良い話に着地させるバランス感覚とジェニファー・ローレンスのさすがの演技力でギリギリ成り立っている。…かなぁ？…自分はそう感じられたけど、人によってはだいぶ不快になるかも。
今年のアカデミー賞の一件といい、何か体育会系的な天然さがある女優なので今後のキャリアを心配になりつつ、もしこのまま大女優への道を歩み続けた場合、「あのオスカー女優がこんな作品も出ていた！」的に発掘されそうな怪作では、ある。
