専業主夫のアキラは、幼い頃に夢遊病に悩まされた過去を持つ。成長と共に症状は治まり、弁護士の妻・エリとの結婚生活も順調だったが、ある日突然父が他界。それにより独り身となったアキラの母親が、アキラとエリの自宅にて一時的に同居することとなる。不安やストレスが重なり、徐々に夢遊病の症状が再発していくアキラ。最初は家を歩き回ったり、外を徘徊する程度だった。しかしある日の朝、目を覚ますと母親がベッドで死んでいた。殺人の罪で裁判にかけられるアキラのため、弁護に奮闘するエリ。アキラは罪に問われるのか。なぜ母親を殺したのか。それぞれの「責任」が交差するサスペンス作品。