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ふたりの傷跡のstinalinskyのレビュー・感想・評価

ふたりの傷跡(2022年製作の映画)
5.0
映画館に置いてあったチラシの写真に惹かれて観に行きました。

ハルの今にも消えてしまいそうな存在感がとても美しかったです。ハルはセリフが少なく感情が表に出ないのですが、瞳がすごく印象的でとても美しくとても惹き込まれながらながら観ていたのですが、舞台挨拶でハルを演じた萌映さんが、「セリフが少なくマスクをしているシーンが多いので、眼の表情を意識した」とい言うような事を話されてていてすごく共感できました。

ハルがいなくなった後、ミナがどんどん堕ちていく様子がとても痛々しくて、ハルカと出会えて良かったと思いました。

ハルカさんドラム上手だなと思っていたら演じていたのがドラマーの方でした。

ミナとハルの関係、ミナとハルカの関係がとても素敵で、ミナを通してハルカがハルを知って行く事がすごく良かったです。

クレナズム(はじめて聞きました)の音楽もすごくよくミナとハルカのふたりの傷跡もクレナズムのふたりの傷跡もすごく良くて映画がさらに良くなっていました。

セリフが多くない映画でしたが、余白がとても心地よい映画でした。

もう一度観に行きたいのですが、上映館があまりないのが残念です。
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