囚人13号

ふたりの傷跡の囚人13号のレビュー・感想・評価

ふたりの傷跡(2022年製作の映画)
2.0
典型的なミーハー。ショットが定まらない、長回しが撮れないこと以外に決定的な向上点も見当たらない陥没しきった沼地地帯こそ、言葉は厳しいが才能の限界なんだと思う。

実体験と重なる話には期待したが互換的な描写で軽く処理してるし、空席を見つめる視点の反復も意図が見え透てて辛い。
金髪の子の透明感はあのちゃんぽくて良かったけど、クライマックスとエンドロールとMVで三回続けて同じ曲流してくるのは流石に猟奇的すぎるって…。

でかい音楽と重い主題で不佞を上塗りし、安易なエモーションを誇示してさも傑作を撮った気でいる欺瞞を俺は絶対に認めないし許さんぞ
囚人13号

囚人13号