チラシの映像とストーリーの雰囲気からチョイス。監督の経験などを踏まえて、若者の自死の問題の投げ掛けや傷ついた若者へのエールの意味合いも込めた作品だという。これがエールとなったかどうかはともかく、描きたいことは見えたようには思う。ただやはり感情移入のかなり前のところで、断たれてしまった。主役の彼女はともかく、その他大勢の出演陣の演技が序盤から奮わず、萎えてしまった。そして演出。これはMVだったのか、結局この曲を聞かせたかったのか、という最終盤はさらに萎えさせてしまった。なんとも残念な作品ではあったが、伸び代が大きい関係者による作品とも言える。今後のリベンジに大いに期待したい。
