ハル

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪のハルのレビュー・感想・評価

3.0
原作、アニメ未読でIMAX版を鑑賞。

アニメ映画は日本において最も強いコンテンツだとおもうが、大まかに分けて
1.一話完結型、2.地上波or配信の続き、3.総集編の3つに分かれていて、日本記録を作った鬼滅は2にあたり、『コナン』や『BLUE GIANT』などは1(メガヒット作品は知っていて当たり前の特殊性ありき)
この中で事前知識なしだと、手も足も出ないのが3になるわけで、本作は3…

世界最強のストライカーを育成するために集められた300人の高校生。
その中でトップに登ったやつだけが勝つ、サッカー版デスゲームがブルーロックプロジェクト。
超イケメンのサッカー少年たちが凌ぎを削り『エゴイスト』を目指し、戦い続ける。

そして、タイトル通り本作の主人公は天才凪 誠士郎。
ほぼ未経験なのにアンダーカテゴリーの代表クラスと渡り合えてしまうほどの、とてつもない才能。
無二の親友、御影玲王との関係性を絡めつつ話は展開されていくが…まぁとにかく頭に入ってこない!
他のキャラクターの詳細には触れないため、尺度がなく、レベル差を測れず。
まぁ総集編だから、仕方ないか。

見ていて、ぱっと浮かんだのはサッカー版『テニプリ』
キャプ翼よりは現実的だが、ほぼ未経験の誠士郎の初戦、スコーピオントラップからのルーレットボレーで強敵を瞬殺。
サッカーってこんなだったっけ…
もうこの時点でクリロナやメッシに勝ててしまうのでは(笑)

序盤の説明シークエンスを除けば、名場面をまとめた、上映時間90分のお手軽仕上げ。
表面上だけ、薄くさらって終幕。
『BLUE GIANT』のような未知なる名作との出会いを期待したものの、調査不足で期待外れに終わってしまいました…まぁ自分が悪い。
一見さんお断りの構成なので、アニメや漫画で知識補完をしてから行くことをお勧めします!
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