鶴

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪の鶴のレビュー・感想・評価

2.5
予感はしてたけど、凪目線で本編を見たほぼ復習回。

序盤の凪と玲王が出会うシークエンスは台詞も展開も正直キツかったけど、ブルーロック入ってからはメチャメチャ面白かったことを思い出してくる。
作品のテーマというかキャラクター達が求めるものが現代的で、ブルーロック観てると時代と世代にピッタリハマってるなって凄く感じる。
マガジンで今ぶっちぎりで面白くてホットな漫画だと思う。

JUMPの“友情、努力、勝利”の対抗馬、もしくは現代版として“友情”がなくなって“エゴ”が新しく加わってきた印象。
ブルーロックに問わず、進撃も呪術もチェンソーマンも。
それもこれもTVアニメ観た時に全く同じこと思ったのでやっぱり復習させられただけ感は否めない。
別に映画になってる訳では全くないし。

プロットと試合運びが激的に上手くて面白過ぎて、キャラクターと台詞がかなり疎かになってるのは改めて感じました。
なぜほんのり隠す様にBL的要素を不断に入れるのだろうか...
堂々とやるか0にしてほしい。そこはエゴ向きだしじゃないんかい。

初見用でもなく、知ってる人には9割知った物語で、TVアニメクオリティ且つ使い回しの映像と同じアイデア達でファンすらも満足できなさそうで、
お金の匂いがプンプンする残念な作品だった。
クリエイター側もお客側としてもこれを良しとするのはあまり良くないと思う...
業界が変な方に廃っていきそう。
原作自体は好きだからもう少し向き合って作ってほしい。
鶴