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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪の47のレビュー・感想・評価

2.5
そもそもがブルーロックのスピンオフであるエピソード凪の映画化作品かつだいぶ省略・凝縮が行われており、初見・新規向けでは全くない。
スポーツ漫画なのでどうしてもアニメーションの質に波があるのだが、それにしても一定水準以下のものが多すぎる。平均値がそもそも低い。決めるべき場面での作画のクオリティが並以下のシーンが多すぎるため、観ていてノリきれない。
作画のクオリティは昨今のアニメ映画並のものを期待すると裏切られるので、ほぼ総集編だと思っておくべき。大半は新規作画のはずなのだが……。
上記の要素があわさり、完全にファン向け作品となっている。
映画ならではの改変要素も個人的に刺さるものはあまりなかった。特に凪誠士郎の名台詞が原作とは異なる場面で用いられていたのがかなり好きになれなかった。
あらゆる都合でこういう作品になってしまうものだった、という事情を理解した上で、それらをファンが考慮する必要など一切ないことを思うと、辛い評価をせざるを得ない。
特典のための映画と割り切るべき。
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