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バカ塗りの娘のhoshikazukanjoのネタバレレビュー・内容・結末

バカ塗りの娘(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ちょうどこの夏に弘前行ってたので鑑賞。弘前市内のいたるところで宣伝していた。私がこの映画の存在を知ったのはそれより前で、イメフォでの予告映像だったのだけど、そのときは正直この手の邦画ってどれだけ人入るのかな……と心配していた(失礼)。それが想像以上に良くて、今年度ベストテンに入ってくるレベル。「バカ」という言葉が嫌いなので「バカ塗り」というワードの強さに食わず嫌いしかけたけど、ここでの「バカ」は「バカ丁寧」という意味。邦画にありがちな過剰演出がなく、丁寧に漆職人の手作業を見せてくれるのが良い。ASMR的にも心地よい。でも単に伝統作業系映画にとどまることなく、家族、地方、同性愛などメッセージ性が強く、物語としても味わい深い良作。都内映画館でもわりと埋まっていて良かったね〜。みんな何を想って観たのかな。弘前はとても良い場所。
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