猫

バカ塗りの娘の猫のレビュー・感想・評価

バカ塗りの娘(2023年製作の映画)
4.0
すごく良かった、、
地方再生、というか地域活性化というか
そんな映画を一歩進んだ映画だった。

冒頭の
仕事場風景
座居した小林薫
シュッシュッ、トントン
という音だけ聞こえる集中した世界
混ぜ合わせ塗る、、乾かす、、塗る、、
津軽塗のあの柄が菜種だとは知らなかった。
ものすごく
手がかかってる
その行程を見るだけでも面白かった。

昭和生まれの父からの
ちょっとした抑圧
自分を肯定して生きる兄
気を使いながら生きる妹
家族の話やLGBTや伝統工芸の話が
程よい分量で組込まれていた。
主人公の堀田真由さん
可愛かった
木野花さんのセリフがところどころが
心に染みた
いい映画を見せてもらえた、大満足。

因みに
漆、、
高山の春慶塗のお盆はうちにあるけど
津軽塗はない。
青森を訪れたときに
お土産物店で碗などを見て、いいなぁ、
と思いながらも
その値段に
手が出なかった私
この映画を観て
ひとつ自分のために欲しくなった。
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