片岡礼子さん舞台挨拶付き上映にて鑑賞。青森を舞台とした地方映画としての魅力や津軽塗の魅力が大いに詰まった映画として、塗っては研いでを繰り返して作り出す過程のように丁寧でチャーミングな作品。津軽塗製作…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
11/5山形フォーラムで「バカ塗りの娘」を観てきました。
ご当地映画ではありますがとても良い出来でした。とにかくゆっくりと時間が進む感じの映画で、人生をゆっくりとしっかりと歩んでいる人間たちの映画で…
堀田真由は猫か。
「存在の問いと歴史」
校庭を横切り(素晴らしいロングと連れ立ちの歩き)、体育館裏の、小さな窓をくぐって侵入する廃校の母校のピアノの冒険は唯一いいとして、平均律クラヴィーアでよかった…
バカ塗りとはバカみたいに何度も漆を重ね塗りすること。美也子の不器用な生き方に共感。キスマイ宮田演じる鈴木の誠実さ、ハマり役。美也子の片思いは意外な結果を迎える。鈴木との思い出のピアノに漆塗りを施す美…
>>続きを読む漆塗り。木工品に料理などの汁物を入れるとき、水分をはじめ、酸やアルコールなどによる腐食を防ぐために、樹液を木工品の上に塗り固める作業。腐食だけではなく、漆を塗ることで耐久性や断熱性、強度なども増すの…
>>続きを読む金継ぎで漆に触れる機会があるので、親近感もありとても興味深かった。
追記223.10.28
「漆にはたっぷりと時間を食わせて、その間自分もしっかり食べて休んで、次の作業に備える」みたいな台詞があっ…
漆塗りを生業とする父、その父を
手伝っている主人公の娘、父に反発して出ていった兄、離婚した母親。
様々な人間関係を丁寧に描いていく。
俳優たちもそれぞれ好演。
宮田くんの役が浮いているとの
指摘もあ…
(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会