木花咲耶

攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間の木花咲耶のネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

良いところ
最初は違和感もなくはなかったが、終盤にはなくなった
複雑に見えるが割とストーリーは明快でよくまとまってた

ダメなところ
メンバーが一人一人脱落していくなかで少佐がダメージ受けすぎてる

別に全く振り返らないってのも違うが、任務中にはそこらへんを抑え込める強さがかなり引っ込んでる。なんというか全体的に9課がミスを続けて混乱が拡大しててどうも甘くなってる気がする。これまでは敵が賢明で力づくだけではどうにもならないって話が多かったのに、今回はあちこちでうっかりで事態を悪化。拘束なり破壊が目的なのに一旦無力化した対象が実は死んだフリでした、みたいなのが何度も。

ラスボスがはっきりしているので、各員の行動目標目的がわかりやすく意図や政治状況は複雑な割にやるべきことはシンプル。しかも登場する勢力が基本「公安九課」「自衛軍」「米帝」「ポストヒューマン」だけ。しかもほぼ米帝vs九課vsタカシ(スズカ)なので誰と誰がなにやってんだ?にならない。手を組んだり裏切ったりもほとんどない。まあそうでないと追いつけないか。

とりあえず、これで人類はまた一つ進化したわけではあるが、それによってもあんまり世界は良くなってないあたり業が深いな、人間。
木花咲耶

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