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攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間のAKのレビュー・感想・評価

4.4
原作漫画から全てが始まり、『ブレードランナー』を経由した押井守版がなければ『マトリックス』も『アヴァター』も生まれなかったわけだが、その30年の歴史と重みを全部背負って逆算し作られたThe End of SAC。最高に楽しかった年月を、本当にありがとう。

完全に俺の観たかった『マトリックス レザレクション』だし、俺が望んだ『アヴァター2』で、押井版「パトレイバー」と97年の『EOE』要素を持ちつつもエンタメに振り切った、これぞ「第三の攻殻」SACの魅力がオールインでした。いや、見事ですほんと。

攻殻機動隊SACはいわゆる原作漫画第一巻をベースとした押井守『ゴーストインザシェル』での草薙と人形使いが合一しなかったパラレルワールドなわけだが、最後の最後にしてまさにそのテーマを持ってきたその覚悟というか矜持に乾杯です。
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