ぐる

攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間のぐるのレビュー・感想・評価

3.6
田中敦子さん・大塚明夫さん・山寺宏一さん・潘めぐみさんの舞台挨拶(11/23)と神山健治監督×押井守監督舞台挨拶(12/2)にお邪魔しました。

正直SAC_2045は初シーズンと2ndGIGと比べて、自己模倣の末に劣化した感を覚えてしまって(キャラ造形や思想的側面に違和感を覚えたり)いまいちハマらなかったんですが、両監督の対談を聞いて腑に落ちるところがあり、もう一度映画館で見たいです。

押井監督の「GHOST IN THE SHELL」から15年前の素子たちの物語がSACなので、SAC_2045で両監督の世界線が交わる…と考えると少佐はプラグを抜いてないのかな?でも私は少佐の性格的に抜いてそうだなと思うし押井監督もそう仰っていたので永遠に悩みそうです。両監督の対談聞いていると、かなり攻殻機動隊の諸問題が分かりやすくなったのでぜひ記事をご一読ください。

ちなみに11/12の大塚明夫さん×神山監督対談つきSACもお邪魔したのですが、あの時上映された4エピソードが今作の理解に重要だったのかもと思ったり。伝説の第1話、受賞作の「暴走の証明」、バトー活躍回の「密林航路にうってつけの日」、20年も前の作品にいまだ取り憑かれている我々が映画館で見るというスパイスが効いている「タチコマの家出 映画監督の夢」…
なるほど、大塚明夫さんがいらっしゃるイベント&映画館上映ということで冴えたチョイスだなぁと思っていましたが、特に最後の2つはSAC_2045でも重要な鍵になる回でもある…

コード1A84でまた会いたい!
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