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Kunstkamera(原題)
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『Kunstkamera(原題)』に投稿された感想・評価

[ようこそ、我が"芸術と驚異の工房"へ!] 90点

大傑作!ヤン・シュヴァンクマイエル監督最新作。2018年の『蟲』が引退作と思っていたが、ロックダウン中に本作品を撮り始めたことで遺作は更新となった。これはホルニー・スタニコフ(Horní Staňkov)にあるシュヴァンクマイエルの工房"クンストカメラ(Kunstkamera)"の外観と内部の所蔵品を収めた紹介映画である。その名はもちろん、ルドルフ2世の作った"クンストカンマー"へのオマージュであり、アルチンボルド作「ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像」も守り神のように登場する。様々な絵画、デッサン、彫刻、版画、オブジェ、仮面、昔の作品に登場していたかもしれない奇妙な小道具たち、ツギハギされた骨で作られた謎の生物たちなど、ひたすら登場させていく。それは単なる紹介や記録といった枠組を超え、本来ルドルフ2世が意図したような、想像力を掻き立てる荒々しさと生々しさがある。たまにバスタオルとかが写り込んでおり、ここに生活している人間がいることを思い出させてくれる。それによって、ここがシュヴァンクマイエルの頭の中そのものであることにも意識がいく。"『蟲』が遺作なら、これは死亡記事だ"と書いている人がいたが、その形容も正しいと思えるほど、息もつかせぬ速度で映しても収まりきらないほどの数を誇る収蔵品の一つ一つに、彼の人生そのものが詰まっている。ある種の走馬灯のようなものなのだろうか。それに加えて、作中では言葉が一度も登場せず、それよりも雄弁なヴィヴァルディの「四季」がずっと鳴っているんだが、途中からイカれたリミックスが入ったり巻き戻ったりしながら、114分で"四季"を完走することになる。これもなんだか人生とのリンクを感じる(本当にリンクさせたいのは章立てと被写体のテーマ分けの方だと思うが)。

ちなみに、プロデューサーによると、もう一本『Athanor』という作品も準備しているらしい。これはシュヴァンクマイエルの映画製作プロダクションと同じ名前であり、シュヴァンクマイエルの個人的な心象風景を描いた作品らしい。
YukiHomma

YukiHommaの感想・評価

5.0
ヤン・シュヴァンクマイエル「怪談」展にて。

大きめのiPadぐらいのモニターで立ち見というまさかの鑑賞スタイルだったけど113分見切った。この展示会に来ている時点でお客さんも相当なマニアだとは思うけど展示会を仕切っていた女性の方が多分かなりのシュヴァンクマイエルマニアなのか、他のお客さんへ作品の解説しているのを盗み聞いていてもマニアック過ぎてすごく面白かった。でも意外と『Kunstkamera』を最初から最後まで見ていたのは自分含めて2人ぐらいしかいなかった。んでこれがめちゃくちゃ良かったので1周半ぐらい見てしまった。2周したかったんだけども暑さと腰痛で断念した。
『アリス』ではウサギが、『ファウスト』では地図が、『Kunstkamera』では遂にシュヴァンクマイエル本人が不思議な世界へと誘ってくれる。もっと一品一品それぞれじっくり見たかったけどそうなると2時間では到底収まらない量のコレクション。逆にあんな矢継ぎ早な編集で113分ぶんもの素材があるという事がおかしい。まぁただひったすらシュヴァンクマイエルのコレクションを映すだけの113分なんだけどまぁファンからしたらそれは最高でしかない訳で。タイプは違うけど初めて『田園に死す』とかクリス・カニンガムの映像作品を見た時の、インスピレーションの源が物理的に殴ってくるような感覚で創作意欲が刺激された。何回かシュヴァンクマイエルのベッドとか食べ物とかコップのインサートも入ったりして、こんなに自分で集めた物に囲まれた空間で生活していると思うと彼の世界観が好きなファンにとってはただただ羨ましいし1泊でいいからしてみたい。途中からラストカット大喜利あるタイプのやつじゃんと思ったけど良いオチでした。
菩薩

菩薩の感想・評価

-
狭いギャラリー内に棒立ちで頭と尻尾を計1時間ほど鑑賞させていただきました本当に邪魔ですいませんけどコラージュという意味では正解だったのかも…。コラージュ作家のコラージュコレクションの大開放でひたすらアルチンボルドないしヒエロニムス・ボス的世界観を持つ古今東西から蒐集したと思われる奇々怪界がお披露目されていく為まるで飽きないが、これを劇場で流されたら爆睡する自信しかない。本人の死後このコレクションはどう維持管理保存されていくのだろう…なんて、あとなんか知らんけど三浦健太郎に観せてやりたかったって猛烈に思った。

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