ヒデオウ

ハンガー:飽くなき食への道のヒデオウのレビュー・感想・評価

3.8
来週からタイへ海外研修の為
タイの雰囲気を先取りしようと
タイ映画を鑑賞
好きな「女神の継承」を
再鑑賞しても良かったでしたが
「バッド・ジーニアス」のリンが
主演という事もありこちらをチョイス

大衆食堂です働くオエイ
スカウトされ有名シェフ
ポールの元で働く事に
「セッション」テイストありですが
格差社会の中で生きる料理人
この切り口が面白く感じました
オエイの料理人としての熟成度が
展開のスピードに負けてしまって
そこの説得力が薄めだったかなぁ

有名シェフのポール
格差社会からの成り上がりで
料理人に必要なのは愛より動機
富裕層に対して自身の料理で
上に立つ事が根底にあります
が故に人気シェフであり続ける事の不安
ポールの根底が理解できもあり
絶妙なポジションと感じました

オエイ(オークベープ・チュティモン)の
思い込む表情がいいですね〜
芯の強さなどが滲み出て深みあります
劇中で肉を二人で揉み込む作業中
指先が絡み合うのがエロかった

ラストの料理バトルの演出
やり返しの応酬がバトル物的で良
料理の本質と富裕層に対する食への警笛が
タイの格差社会を舞台にして
上手くまとまっていた作品でした

オエイが働く大衆食堂の雰囲気とか
タイに行った時にリアルで感じれるかなぁ
ヒデオウ

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