Brynhildr38

AKAのBrynhildr38のレビュー・感想・評価

AKA(2023年製作の映画)
3.3
アクション良いけど言葉足らず。
フランス産。特殊部隊員のアダム・フランコはテロを未然に防ぐために犯罪組織に潜入する。アダムは組織のボスの幼い息子ジョナサンの世話を任され一緒に過ごすうちに、心を通わせていく・・・(あらすじより)

「AKA」って何のこと🤔?
見終わってもわからず見逃したのかと思って、ネットの作品情報とか見ても書かれてない・・・、仕方なくググると「"Also Known As"の略で、「別名」「またの名を」という意味」と出ますが、そういう事😳?

潜入捜査ものとしては特に斬新なアイデアはなかったけれど、アクションと映像が一定以上のレベルをキープしているので十分に楽しめる。強さとスピード感のあるアクションは観てて気持ちいいし、潜入している捜査官を支援メンバが裏でしっかりサポートする姿は物語として厚みを感じて気分も良し。

ただし、肝心のドラマ部分が言葉足らず。
冒頭のシーンからしてわかりにくい。
アダムの非情な一面を描いているのでしょうが、「わかるでしょ?」と言わんばかりのぶん投げ方で「え?ちょっと待って」と。
あと、これは申し訳ないのですがマフィアのボスの妻ナタリアとその娘エレーナの見分けつかない時あって、混乱・・・。さらに、アダムはジョナサンとそんなに心通わせていましたか?

印象深いキャストは以下のお二人。
潜入捜査官アダム・フランコを演じるアルバン・ルノワールは、スタントマン出身だけあってアクションは本格的。無口で強面ってことは見ただけでわかるのに、脚本も担当しているので決して「脳筋」ではない。
マフィアのボスのヴィクトル・パストーレを演じるエリック・カントナは、元フランス代表のサッカー選手。「KING」と呼ばれるぐらいの凄い選手で日本で言うとカズ?と思ったら実績はもっともっと上。元サッカー選手には見えない(褒め言葉)。

ということで、言葉少なめで行くならもう少し映像で見せて欲しかった。ちょっともったいない感じ。
でも、アクションは見応えある😆
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