一切の忖度無しにハッキリと観た感想を率直に言いますが、百点満点中の100点満点でした。
一番大好きな鳥山明先生作品の良いとこ取りのお手本のようでした。
無垢な魔族であり子どもとして描かれているベルゼブブと、戦争を経験してきた元軍人で人の醜さを知っているの大人との対比が実に心地いい。
シンプルに魔物と人間の対比ですね。
原作漫画も好きでしたが、それをしっかりと劇場映画作品として適切な膨らませ方をしていたのが好印象。
色んなことをわかってしまっている老人の熟練された感じがいい。
そんな人間ですら騙されていたことに30年も気づけなかったシーンがいい。
序盤は信じていなかった魔物の言葉をこのシーンでは、まるで「こいつらがつまらない嘘をつくはずがない」ということに気づいてすぐに受け止めて、過去を後悔するシーンにグッときた。
漫画原作でも凄く好きなシーンですが、映像化されたことでよりグッときましたね。
つか、2回泣いた。
めっちゃ好きなものの詰め合わせだった。
大好きな作品です。