(3時間か…前にも見たし、途中で飽きるんじゃないかな)と思いながら見始めたけど、一瞬も気が逸れる瞬間がなかった。
私事ながら、祖父が蝶衣と同じくらいかちょっと下の世代で、文革で吊し上げにあい死にかけた経験をもつ人でした。その思い入れもあってか、初めて見たときは蝶衣にばかり注目してたけど、今回は蝶衣、菊仙、小樓が、3人3様に「(運)命」に抗い、翻弄される姿に自分でも引くほど泣いてしまった。
劇場には若い中華系の方が結構いらっしゃって、彼らにはどんなふうにこの映画が胸に残るのかな、なんてことも思ったり。