自称特撮映画マニアの知人にお勧めされた映画。3時間位の長編映画は没頭できるので結構好きなのだが、本作は他と比べ間延びが少なく、かなり見応えがあった。最初の指6本の小豆が妖艶でいて、更に演技が上手で画面に引き込まれた。作中に霧がやたらと出てくるが、煙のような霧に包まれて、作を朧な印象に仕上げている。ラストは時々出てくる絵にもあるので、何となく読めてしまうが、本作は裏切りを言わされているシーンが見事。太鼓の音が緊張するシーンを更に圧迫してて、今年1番撮り方が上手いと思った。あと何故か共産党員が全員ウーロンに見えて仕方がなかった。逆か。とても良い映画でした。
