世界で最も新しい馬術として注目されているスポーツ"ホビーホース"を描いた作品
ストーリー
両親の離婚後、フィンランドからフランスに引っ越してきたタニア。新しい生活に馴染むことができず、心の拠り所はフィンランドにいる大好きなホビーホースの友だち。
ホビーホースとは
棒の先に馬首が付いた玩具を股に挟み、自分で馬のように駆け巡るスポーツの事。
想像力、イノベーション、そして独創的な思考という、どれも現代のフィンランドで重要視されている要素から成り立っている。
今作はスポーツ"ホビーホース"を描く新世代映画。
馴染みのないものからするとあまりに馬鹿馬鹿しくふざけてるように見える今作だが、実際フィンランドでは「大人なんか要らない」を合言葉に若者の間で人気を誇っている。
今作はまず、この監督の持つ世界観と価値観が我々とはかなり違う。
そのためよくわからない風になる。
思春期の少女を描きながら、ティーンエイジャーという想像通りの色っぽさを見せつけながらその先にある友情関係などをスポーツを通して描こうとする。
そのため大人の登場はほぼなく、子供達だけの演技になる。
作り方はあるあるの展開ではあるが、日本ではほぼ知られていないホビーホースというスポーツがこの作品を異色な存在としており、これを通してスポーツの普及を考えると成功だろう。
あくまで若者のためのスポーツであり、今後未来はこうした独自のやりたい事をカルチャーにが流行って行くのだろう。
余韻として凄く考えさせられる。