走れない人の走り方の千里のネタバレレビュー・内容・結末

トレイラーに惹かれて鑑賞。ロードムービーを作ろうとする若き映画監督の物語。悪くはなかったけどそこまで刺さらず。理想を持つことは大事だけど、まずは目の前の現実に目を向け、やれる範囲のことを一つずつ頑張っていく。それこそが夢を叶えることにも繋がるのかなと。

理想だけ大きくても目の前のやるべき最低限のことにすら目を背けているのであれば、そりゃあ物事も上手くいかないよね...。序盤から中盤までの主人公のダメさ加減にイライラ...時間守るなんて最低限のことすら出来ないなんてそりゃダメでしょと。

終盤でお金の為に行ったアシスタントの仕事の中で、やれる範囲で頑張る監督を見たことで主人公の姿勢が変わり、その後の映画制作が順調に進むっていうのは物語的にはご都合主義に感じてしまった。でも実際もひょんなことで大きな問題だと思ってたことがあっさり解決なんてことも大いにあるだろうし、リアリティは保たれていたのかも。