みつ

ミッシングのみつのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.0
7年前といえばシンゴジラのあとくらいか、、、
充分に素敵な女優さんで大好きやった石原さとみさんがまさかこのままじゃダメだなんて思ってるとは思わなかった。
そこからどうすればと考えて行動して吉田監督に行き着く行動力がすごい、、、
けしてバカにしたり見下したりするつもりではないけど客観的事実(思ったこと?)をそのまま言うだけやけど、石原さとみの新境地とか、見たことない石原さとみとか言ってる人がちらほらいたけど、んでこの点に関してだけは大変おこがましいながらも監督も!見る目がない!
これぞ石原さとみ!!!あなたも私もポッキー♪のあのCMのときからなんだこの演技力!?と注目し続けてきたけど、どんな難しい役でも作り上げてくる才能?にどんどん磨きがかかってずーっとみたかった石原さとみが2年後のシャボンディアイランドに帰ってきた!!!(??)
髪の毛ボディーソープで洗ってわざわざ傷ませてまで!!

観客の僕らは神の視点で見るからどの登場人物の行動も見てるしそうさせた心境も分かるけど、神は見返りをもとめると真逆でどの登場人物にも共感できるところがあった。
そこが見ていてずしんときたし、こんなにも納得させられる脚本書ける監督すごいなぁ、、、と思った。
脚本を書きながら一人芝居をするとお話しされてたけど、一見そんなところでこう言う?とかそこでそう動く?って思いそうなところがストンっと落ちてくるのはそこに秘密があるんかな?
子供が行方不明になった両親になることなんてほとんどの人がないはずなのにうわぁ、、、うん、、、そうよねぇ、、、ってさせるのホントにすごい。

中村倫也さんの記者みたいにゴミじゃないマスコミの方もいるんだろうし、いて欲しいけど、それが組織になったときのもどかしさ、、、これは記者じゃなくても共感できる。

1番怖かったのは顔が見えない文字や言葉だけの人物やった。テレビを見ていてふとなにかを思ってしまうことはどうしてもあると思うけど、なぜそこで止めないのか。それを本人に伝えることでどうなるか想像できないのか、、、なにかこう、そういうストッパーを外させてしまうものが今の世の中にあるのかな?
ちょうどママチャリで逆走してた人が特定までされてたのを怖いなと見ていたから現実味が増してた。

石原さとみさんが登壇して直後に涙してしまうほどの意気込みで臨んだ作品。見られてよかった。
みつ

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