吉田ジャスティスカツヲ

ミッシングの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.7
娘が失踪し、捜索することよりも…
そんな両親に起こる出来事や、ふたりに関わる人々のものがたりだと捉えました🤔


どちらかというと今まで役柄に乗っかてきた印象のあった【石原さとみ】ですが、今回は役柄に没入する感じでして、さらに彼女の実力を再認識するものでした。
ただ申し訳ありませんが【彼女が凄いことは想定内で】むしろ中村倫也や青木崇高こそ【狂った主人公を受け止め続けながら計算したうえでボーダーを超えるという演技テクニック】の最高レベルの見本を示し、絶賛されるべきでしょう👏😨


SNSへの誹謗中傷、メディアの報道姿勢、性被害、カスタマーハラスメント、他人への無関心など…
【現代ならではの社会問題をこれでもか、これでもかと絡めてくる】あたり、いつも吉田監督の問題提起には賛同させていただきますが【そのせいでやや本筋のサスペンスや感動部分が散漫になった感じ】がします。

簡単に言うと、エピソードごとの繋がりは薄く物語は加速していかない。と思うのです。
まぁこれ以上、ツラさがドライブしたら私も吐いてしまいそうでしたから🤮