ちゃんたら

ミッシングのちゃんたらのネタバレレビュー・内容・結末

ミッシング(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

5/18山形フォーラムで「ミッシング」を観てきました。

最初から最後まで苦しくて苦しくて仕方ありませんでした。石原さとみの演技がずごく、心が壊れていく様や最後弟との和解?のあと少し人間的感情が戻ってくる感じがとても素晴らしかったです。SNSの誹謗中傷の向こう側や報道の難しさ社会的暴力などさまざまな視点が含まれていて素晴らしい映画でした。保護されたという警察からの連絡を装った電話をした人は彼女にナイフで腹を刺したと同じことをしていたことを理解していたのでしょうか。色々な場面で涙が溢れてきましたが、最後のビラ配りの時さくらちゃんのお母さんがお礼を言ってそのことに青木崇高演じる父親が嬉し涙を流すシーンは滂沱の涙でした。吉田恵輔監督の映画は「空白」しか観ていませんが、過去最高傑作ではと思いました。