けんハロ

ミッシングのけんハロのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.7
1.0:1.0:1.0:0.8:0.9

とにかく素晴らしい作品でした。
行方不明となった娘を捜索する家族とこの事件を取り扱う報道記者を中心とした物語になるのですが、2時間ほとんど何も起きないのに登場人物たちの切望、疑惑、理想、義務、誤解、などの交錯によってえげつない緊張感があり、鑑賞後どっと疲れた体感でした。
この監督はホントに嫌だなぁ…とか気不味いなぁ…とかこの言葉はこの人から聞いたら違って聞こえるよなぁとかそういうシーンを撮る天才ですね。
そしてそんな関係性がありふれた中で1番の関係性だけがほんの半歩前進したかもしれないという現実味のある前向きな展開がしほんとラストの石原さとみと警官の会話シーン号泣でした。
しかもその後のビラ配りの旦那の男泣き、こんなの泣くに決まってんだろーが!!
辛い映画なのでもう二度と見たくありませんが、皆に一回は見てもらいたい1作でした。
けんハロ

けんハロ