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ミッシングのzaokaのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.1
【覚悟を持って作られた人間ドラマ】
※重そうだけど気になったので鑑賞。

重くて辛い体験型の人間ドラマ!😁(私見ねw)
序盤は急には入り込めず、客観的に観てたけど
徐々に感情移入し、心を揺さぶられたな~😭😭

重いテーマだけど、素敵な人間ドラマでもあり、
社会への問題提起もされている作品だ。


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ある街で少女の行方不明事件が発生し、手掛かりのないまま3ヶ月が経っていた。
母(沙織里)はSNS上の誹謗中傷、温度差を感じる夫(豊)や弟(圭吾)に苛立つ毎日。
世間も徐々に関心を失う中、唯一取り上げる地元テレビ局が求める母親像は、、
メディアや世間にすがり続ける沙織里と、豊・圭吾は、、、
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まずコレは脚本が凄い!😁
小説のような分かりやすいドラマ性はなくて
心身削って作ったオリジナル脚本ってことが伝わって来る。

キャストの演技も素晴らしい♪(^.^)
・石原さとみ、森優作は怪演だと感じるし
・青木崇高、中村倫也も素敵な演技だった。

※これ以上僕がどうこう言うより、去年のキネマ旬報にグッと来るコメントがあったので、下部に載せておきますね。
(丸投げしてるわけではないよ♪w🤣🤣)


これまで知らなくて恐縮ですが、、
吉田恵輔監の脚本作りの姿勢には感服。
(リスペクト加点 +0.1)
今後も注目していきたいです♪😁

重い作品だけどオススメ(^.^)


ps.
「空白」はあまりハマれなかったけど、リベンジ??出来て良かった♪w😂

独特でスコア付けるのが難しい作品😥
(上下?だけど、今後補正するかも)

<TOHOシネマズ>

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■参考
去年のキネマ旬報より/グっと来たコメント(勝手ながら抜粋)

<石原さとみコメント>
6年前、吉田監督に、どんな役でもいいから一緒に仕事がしたいと直談判しました。
数年後、この作品の連絡を頂き、嬉しさのあまり叫びました。

妊娠出産を経て、ついに憧れの吉田組で1年9か月ぶりのお芝居をしています。
我が子という自分の命よりも大切な存在を知った今、この役柄は本当に辛く苦しく精神が削られます。
ですが、今の私だからこそ、できる役です。
大きな覚悟を持って最後まで沙織里を生きていきます。


<吉田恵輔(脚本・監督)コメント>
自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品です。
執筆中から何度も手を止めてしまうほど、辛く苦しい現実を描きました。
キャスト達はメンタルが削られる芝居の連続だと思います。

しかし、どんな状況でも前に進む強さ、他者への想像力や共感。
人間の愚かしくも美しい瞬間を撮影できたら幸いです。
どうか我々の覚悟が皆様に届きますように。。
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