こりゃあすげぇ映画を観てしまった…
エゲツない。。救いがないのに胸糞映画とは違う虚しさや悲しさ、心が壊れていく狂気を感じる
近年観た邦画の中では『空白』以来のエンドロールの余韻
石原さとみの迫真の演技がまじでやばい
特にあるシーンでは「あ、壊れる…これは本気で死んじゃう」って思った
洒落にならない悪意とテレビの最悪の相性。ネット上って何で悪意の掃き溜めみたいになるんだろう…
晒し者にされようとTVのおもちゃにされると分かっていても、それでも藁にもすがる思いで、一縷の望みをかけて頼ってしまう。
何か今までの報道番組で取材に答える家族の心境とか、たまに不思議に思ってたけど納得した
ただ、悲劇の家族として描くだけでなく、その後もずっと描かれることで、解決されてないのに世間からは風化していく事件のリアルも同時に見えて苦しくなる
最後まで支え合えてる夫婦が素晴らしい
こんなの夫婦間の確執生まれてもおかしくないよ
旦那が素晴らしすぎるのは勿論だけど、致命的になる直前でグッと感情の波を堪えて立ち止まれる妻も偉い。どちらもそうそうできることじゃない。
心に刺さる、というより観客の心すら壊しにくる感覚