★ 不条理なこの世界に救いはあるのか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
娘が行方不明になった。捜索のために奔走するが、何も手がかりが出てこない。メディアでは歪曲されて取り挙げられる。「親の責任だ」などとネットからは誹謗中傷が届く。やがて主人公たちは自責の念に駆られて…。
とにかくツラすぎる映画。これがフィクションで良かった…などと言えないのもツラい。現にこうした不幸は、世の中にごまんと存在する。この映画で知った感情は、決してわすれてはならないと思った。
全人類が苦しみを抱えながら生きている。苦しみが暴発して、誰かを傷つけてしまうことだってある。その傷を受けて、また誰かが誰かを傷つける。この悲しみのループを止めるのは、果たして何か…?
きっとそれは、"想像力"なんだと思う。