前評判大好評、今年最注目の吉田恵輔監督最新作を満を持して観てきました
心を抉られる吉田作品ですが、抉られ度であうと過去一かもしれません
『空白』と似たテーマですが、今作は子供についての事件後から始まる
吉田作品は前半と後半で登場人物の見方が変わる、徐々に違う面が現れる作品がよく観られますが、今作は2時間ずっと娘の行方を探す人々の物語であり、登場人物の人間性は一貫している
前評判通り、石原さとみが凄まじい
こんな声でるんだ、怖さすらある
心抉られるシーンが多々ある
捜索のためなら偽造誕生日までするのか問題
娘の友達親子との再会
警察からの間違い電話
弟との車内 等ここまで描くかと
『空白』でもメディアのバズるへの執着を描いていましたが、今作は更に深く描いており、そんなメディアと倫理観の狭間で中村倫也演じる砂田が素晴らしかった
青木崇高さんめっちゃ良かったです
壊れていく妻を宥めつつも冷静に最善を尽くす間違いなくベストファザーでした
『空白』とは違い、行方不明ではより折り合いはつけられない
空白よりも微かな救い、光